こんにちは鍼灸師の市川です。

一雨ごとに暖かくなってきましたね。 


本日は、茅場町いとう医院の『鍼灸逆子コース』についてご紹介いたします。 
逆子(骨盤位)とは、簡単に言うと頭が上、足が下の姿勢でお腹の中にいる状態です。


歴史をたどると、718年「養老律令」の中に女医という言葉が出てきます。

『女医(=宮廷の婦人科治療にあたる女性医師)は~(中略)~産科、及び、創腫、傷折、針灸の法を教えること』
とあり、産婦人科領域では、鍼灸を学ぶことは医療において重要だったのでしょう。

当時はもちろん超音波などなく、いざ産まれてきた!という時に逆子だとわかるわけです。
そのままでは難産になる。よし、難産を避けるため『はりとお灸』を駆使して、頭が下になるように直すぞ~!
ということで、当時は難産の鍼灸治療という形で行われていました。

逆子をはりとお灸で直す。というのは、今どきの新しい治療法ではなかったのです。


施術の流れ
① 初めに体調と、胎児の向きをお聞きいたします。
② 施術着をご用意しておりますので、お着替えお願い致します。
③ 抱き枕を使い横向きに寝ていただき背部を温め、治療をいたします。
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 ④ 続いて、ゆったりと手足を伸ばした姿勢になります。
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まずは、ママの身体の気血がめぐり元気な状態にしていきます。
その後、逆子治療で昔から使われている『三陰交と至陰』の施術をいたします。

お腹の赤ちゃんはとっても素直で単純(笑)ですので、早い方ですと治療中にしゃっくりをしだしたり、うおっと胎動が大きくなります。
今までの平均ですと、その日の夜胎動が大きくなります。3~4日あけてまた受けて頂き、5~6回施術を重ねていくと戻る可能性が上がっていきます。
その間、ご自宅ではお尻や太ももの冷えに気を付けていただき、しっかり温めてください。
温め大作戦により、2回で回る方もいらっしゃいます。素晴らしいですね

しかし残念ながら、個人差があり100%の実績をだすことはできません。当院では今のところ85%まではいきました。

あっという間に週数は過ぎていきますので、早めの治療をお勧めいたします。


茅場町いとう医院HP
http://www.kayabacho-itoiin.jp/