「女性内科」ってどういう人が受診するんですか?というご質問をいただくことがあります。
今回は「女性内科」についてご説明したいと思います。

■女性内科の定義は決まっていない?!

平成20年に厚生労働省から診療科名について通達が出ました。
その中で「内科」「外科」と組み合わせて表記していいものの一つとして「患者の特性」を表す「女性」も含まれていました。
このため「女性内科」という表記が多くみられるようになりました。

ですが「こういう病気を取り扱うのが女性内科ですよ」という基準はないんです。
「女性内科」の医師についても決まりはなく、内科医、婦人科医、漢方医などさまざまです。

もともと医師であれば「麻酔科」以外は自由に名乗っていいという決まりがあるので、専門が何であれ「女性内科」を名乗れるのです。
(「内科」のプロとしてはちょっとビミョーなキモチ…)

■茅場町いとう医院の女性内科の特徴

茅場町いとう医院の女性内科は女医である総合内科専門医が担当しています。
ですので、基本は内科です。
内科医としての経験をもとに、婦人科医とも密に連携を取りながら女性の不調に対応しています。

「女性の体と心の特徴に配慮して、一般的な内科診療を行う診療科」とお考えいただけるとよいかと思います。

妊活中、妊娠中、授乳中、更年期など特別の配慮を必要とする場合の内科診療や、女性に多い甲状腺疾患、リウマチ性疾患、貧血、骨粗鬆症、排尿・排便異常などに対応しております。
もちろん、一般の内科疾患にも対応しております。

保険調剤内ですが、漢方処方にも対応しておりますので、ご希望の場合はご相談ください。

また、冷え性、ほてり、めまい感、立ちくらみ、むくみなど治療が必要なのかどうか判断が難しいお悩みにも対応しておりますので、気になる症状がある場合にはご相談ください。

■受診にあたりご留意いただきたいこと

当院の女性内科の担当は内科医である副院長となります。
このためご予約枠も産婦人科ではなく、内科のご予約枠となります。
女性内科でのご予約の場合、産婦人科的な診療を必要とする「妊娠の確認」「婦人科超音波検査のご希望」「がん検診のご希望」などに当日対応することができない場合があります。
これらの診療をご希望される場合は「婦人科」のご予約枠を別にお取りいただくとスムースに診療ができます。
「婦人科」と「女性内科」を同じ日にご予約いただくことも可能ですので、必要に応じてご予約をお願いいたします。
なお当院の「婦人科」担当は男性医師となります。
当院では女性医師による婦人科的診察(内診、超音波検査、がん検診等)は行っておりませんのでご注意ください