こんにちは鍼灸師の市川です。

この時期は毎日気温差が激しく 、お身体がついていかずお疲れの方も多くみられます。

どんな症状に悩まされていますか?

今回は春にみられる『頭痛』についてです。


春とは自然界ではどのような変化がみられるでしょうか?
冬眠していた虫や動物がむくむくと起きだし。土の中で暖かくなるのを待っていた新芽がにょきっと顔をだしますね。
人間界も、入園や入学。入社や新しいスタートを切る時期でもあります。
静かな冬とは打って変わって、なんだか周りもわさわさ身体の中もわさわさしませんか?


それは『肝』の仕業かもしれません。

肝臓とは少し機能が異なってきます。
自律神経系や新陳代謝の機能を担い、全身の「気:エネルギー」の流れを調節し、精神の安定や内臓の働きをスムーズにしています。加えて、肝は血(けつ)を貯蔵し、活動時には血を全身に供給するという調節機能もあります。

春になっても肝の活動を抑え込んでいると、頭部の疾患が目立ちだし、頭痛、冷え、のぼせ、イライラ、肩こり、鼻血、筋肉のこわばりに悩まされます。人間も自然界の一部にいますので、春の気候に合わせて少しずつ体を動かすなどして、上ににょきにょきと昇りがちな肝の気を発散させましょう



茅場町いとう医院HP
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