茅場町いとう医院ふろくのブログ

東京都中央区にある産婦人科・女性内科のクリニック

東洋医学と養生③:冷えのお灸


こんにちは、鍼灸師の市川です

ご無沙汰しておりました。いつの間にやら今年も残りわずかですね

患者様との問診中に、
『冷え』という言葉が出ない日はありません。
一年中耳にするキーワードになってきました。

腹巻きつけてますか?おじさんみたいでダサいですか?実は強い味方なんです

昔からおへその下には、『臍下丹田(さいか、せいかたんでん)』といわれる部位があります。活力の源である気の集まると言われているところです。
そこを冷やすなんて~恐ろしい~

ということで、今日は体幹の冷えに効くツボをご紹介致します!

クリニック内に掲示&配布しているポスターです。

お灸講座2

茅場町いとう医院HP
http://www.kayabacho-itoiin.jp/



『子育て』というフルタイム勤務への参加 ~周りに頼れる人はいますか?③~


緊張の糸もずっと張ったままでは、いざという時に動けなくなってしまいます。弓の弦と同じですよね。子育てフルタイム勤務をはじめて、やっと少し慣れてきたころ、知らず知らずに体が溜めこんでしまっていた疲れやストレスがどっと出てきて、体調を崩してしまうことも珍しくありません。ところがママの育児職場はフルタイム勤務、交代要員のパパは残念ながらあまり当てにできない場合も多く、あぁこんな時近くにおばあちゃんがいてくれたら、という思いは多くの新米ママさんが一度ならず経験済みでしょうか。ご兄弟や親御さん、近しいご親戚などがそれほど遠くなく一日ヘルプを頼める環境にあればよいのですが、ご両親が遠方であったり、お仕事でお忙しかったり、あるいはとても子守を頼めるほどお元気ではない、といった色々な理由で、「ちょっと急だけど明日お願いッ!」とヘルプ信号を出すに出せないようなことが、今は大丈夫であっても、子育て生活では突然やってくるものです。

 

いわゆる「保育ママさん」について、検診などの機会や行政からの案内で聞いたことがある、という方もいらっしゃるかと思いますが、正式には「家庭的保育事業」と呼ばれるもので、平成224月の児童福祉法の改正により法定化された地域型保育事業のひとつです。様々な状況、理由により保護者に代わって、主に3歳未満の子どもを有料で自宅に預かる保育者あるいは保育施設の総称ですが、保育士、幼稚園教諭、看護師、助産師、保健師等の有資格者で、なおかつ地方公共団体から認定を受けた人が行っている場合が多いものの、地方公共団体によっては乳幼児の育児経験者であれば可とする場合があったり、また無資格者であっても、一定の研修を履修する事で資格要件を満たせるようになっていたりします。

 

「保育ママさん」にお子さんを預けたい場合は、お住まいのエリアにより色々と違いはあるかと思いますが、基本的な仕組みとしては、地域のファミリーサポートセンター(厚生労働省による保育緊急確保事業として実施されている「ファミリー・サポート・センター事業」に基づき運営)に「依頼会員」として登録をするところから始まります。その後、やはりファミリーサポートセンターに「提供会員」として登録されている保育ママさんの中から、依頼会員登録時に示した条件に合った人を選んでもらい、後日、お見合いのような形で面談が行われ、その後、初めて子供を預けることができるようになるというものです。自治体によって料金は異なりますが、日中で1時間600800円程度となっており、ちょっと急用で、どうしても自分の体調が悪くて、といった時に備えてまず預かってもらえる準備をしておくと、いざという時に慌てずに済むかもしれません。

 

依頼会員としての登録から紹介、そして提供会員との面談(ファミリーサポートセンターのスタッフ同席の場合が大抵の様です)と、最初は時間がかかるため、初めてですが明日急に、というわけには残念ながらいきません。ただ、小さなお子さんにとっても初めての経験ですし、それはママにとっても同じこと、少し慎重なくらいで安心かと思います。

 

練習のために一度預かってもらい、何かの時に備えてもよいかもしれませんし、何かどうしても用事があるわけではなくても、ママにもちょっと心のお休みが必要な時だってあります。元気な心で子どもに接するためのちょっとした休息だって、立派な育児活動ではないでしょうか。


事務室 伊東昌彦




「子育て」というフルタイム勤務への参加 ~周りに頼れる人はいますか?②~

初めての子育てには、不安がいっぱいです。出産後自宅に戻ってから、ほんのちょっとした買い物にすら出ることのできない状態での初めての子育て。里帰り出産から戻りたての場合もまた同じく、その時は正直なところ不安が喜びを覆ってしまい、まずなんとかしなきゃと思いつつも、思ってもみなかったことにどうにもならない、なんて経験をされた方がきっと多数派なのではないかと思います。

 


何と言ってもやはり「子育て」。とくに新生児の育児は「フルタイム勤務」と言えますので、ひとりでやろうと思っても、それは体も心も言うことをきいてくれなくなってしまいます。


 

ご家庭の事情は様々あろうとは思いますが、「周りの人」ということで考えてみた時に、お子さんにとってもう一人の親、父親が育児にどのくらい参加するか、ということの大切さをやはり考えてみたいと思うのです。イクメンという言葉にも代表される様に、かつては希薄であった父親の育児参加も少しずつ浸透しつつある様に思いますが、それでもまだまだ足りない、というのが正直なところかと思われます。


 

もちろん、無いよりはあった方が良いものですが、ただ出産後に数日休む、男親のいわゆる「出産休み」では本当に家に連れて帰るくらいのことしかできません。やはり、加えて少なくとも家庭での育児がそれなりに軌道にのるまでの間、例えば新生児の3か月検診くらいまでの間は男性も育児休暇を取ることなどできないものでしょうか。


 

厚生労働省の発表によれば、2015年度には過去最高の取得率2.65%を記録したとのことで、数値が上がりつつあること自体は良いことだと思うのですが、実態として残念ながらごく一部という表現をせざるを得ないかと思います。しかも取得内容にいたっては、少し前のデータですが5日以内、数日程度の取得が実に4割、もう少し長めでも1~2週間程度が2割程です。これが改善されているようなことは見えてきていないことを考えると、そもそも少ない取得者のさらに半数以上が、残念ながら実際ほとんど「育児参加」と言い得るほどの育児休暇を取得出来ていないというのが実情の様です。


 

経済的負担がほとんどの家庭にとって無視できない問題であることは変わらないでしょうし、法改正や制度の整備が進んでも、そこは一朝一夕に解決するものではないかもしれません。しかしながら、日本法規情報が行った「男性の育児休業についての意識調査」によれば、育児休暇を取得しない理由の最多は「仕事の代替要員がいない」ことであり、次いで経済的理由があったものの、それに続く理由は上司の理解のなさ、元のポジションに復帰できるかどうかが分からない、また将来的な昇進・昇給への悪影響への懸念など、職場においての理解不足や将来的不安に基づく回答が目立つものでした。とくに上司の理解のなさに関しては、世代による子育てに対する意識の違いが主因の様ですが、代替要員に関しては人的リソースを限った経営が進められる中、少しの休みを取ることすら大変な調整が必要という多くの現場での実情が見え隠れしてしまいます。

 


長年にわたり形作られてきた労働環境や価値観というものを、一朝一夕に変えることは難しいかもしれません。そのことを考えると、諸外国で見られる男性の育児休暇取得の実態などを、そのまま当てはめて考えることは、残念ながらできないかとも思います。

 


ただ、いろいろな課題がある中で、改めて「自分の子供を育てる」ことに父親として参加するという、ごく普通のことを真っすぐに考えてみる時なのではないでしょうか。

 


まだ言葉を話し始めるずっと前から、子供はちゃんとこちらを感じてくれています。そこから親としての役割を果たし始めるのは、母親、父親両方にとって等しく大切なことなのではないでしょうか。

 


その考えをひとりひとりがきちんと持ち、そのことについて話し始めていくことが、私たちがどう育児に関わっていけるのかの具体的な出発点となってくれるかもしれません。

 


母親になりたての女性にとっての大事で頼れる周りの人を、「周りにいるだけの人」にしてしまわないよう、ぜひ早くからご家庭で話し合ってみてください。


事務室 伊東昌彦


ごあいさつ
日本橋茅場町にある産婦人科・女性内科のクリニックです。

HPに載せきれないいろいろな情報をブログにつづっていきたいと思います。