茅場町いとう医院ふろくのブログ

東京都中央区にある産婦人科・女性内科のクリニック

茅場町女性鍼灸院

4月から鍼灸室が「茅場町女性鍼灸院」としてリニューアルします!

茅場町いとう医院と同じビルの5階で開院いたします。
詳細は後日お知らせいたします。

患者様の健やかなる日々を願いしまして、今後ともよろしくお願いいたします。

事務室

『子育て』というフルタイム勤務への参加 ~周りに頼れる人はいますか?⑤ ~

これまで、初めて子育てという「フルタイム勤務」に突入することになったお母さんたちのために、身近なところでどんなサポートを受けられるのか、誰に何を頼んだらよいのか、困った時にはここに頼んでみては、といったことを書いてきました。妊娠期間に気持ちの準備はできていたつもりでも、やはりお腹の中から出てきた瞬間から何もかもが待ったなしの状態。教科書通りにいかなくて当たり前が子育てですから、不安と忙しさとで、何かを調べたり先のことを済ませておいたりなんてことに手が回らなくなってしまうことも多いかと思います。

 

専業主婦なら時間があるから大丈夫じゃないか、なんて思われる方がいらしたら、少々イメージを変えていただきたいものです。「フルタイム勤務」という言葉をあえて使うことには、それなりの理由があります。子育てをしている方においては、子育てを休むことへの罪悪感めいたものを感じられる方もいらっしゃるでしょう。また、勤め先での仕事とは異質の、忙しさとかそういったことだけでは片づけられないストレスや不安も多いことでしょう。子育ては24時間、正真正銘のフルタイムと言えるのです。

 

これじゃ親がまいってしまうと思われるかもしれませんが、話し合える友達がいたり、家族の間できちんとした理解や分担がなされているだけでも、ずいぶんと違うものだと思います。

 

まだ話せなくても、子どもは多くのものを感じ、親からいろいろなものを得て日々成長しています。幼児心理学の研究においても、例えば生後まだ数日の赤ちゃんでさえ、単純な絵よりも人間の顔の絵を好んで見たり、他の音よりも人の声に耳を傾けたりするなど、人を求めているということが分かっています。子どもひとりひとりの違いはあるかもしれませんが、愛情をもって接することの大切さに違いはないと言えます。でも、その愛情を注ぐ側がどうしようもなく疲れてしまっていたり、具合が悪かったり、また上手くは言えないけれど何となく調子が悪い、なんていう時は、遠慮なく休みをとって助けを求めてください。そして周りの家族も、それを日頃からきちんと理解できる様に努めてみてください。

 

自分が笑顔になれなくなってしまっていたら、それは黄色信号です。黄色信号が赤信号になってしまったら、愛情をもって接するどころではなくなってしまいますよね。

 

自分の笑顔が子どもの笑顔の素になっていることを忘れないで、時には何か用事があるわけではなくても休む勇気を、助けを求める勇気を、そして周りの家族の方はその理解をもつことを、青信号のうちから気にしてみてください。心と体のバランスのとれた健康の大切さについて、ぜひ身近な方と話し合ってみてはいかがでしょうか。

 

事務室 伊東昌彦

『子育て』というフルタイム勤務への参加 ~周りに頼れる人はいますか?④ ~

昔からよく『孫は来て良し、帰って良し』と言われますが、自分が子育てという「フルタイム勤務中」であったときには、心身ともに余裕がなくなりがちであった方も多いことでしょう。これはいつの時代でも変わらぬことかと思います。ただ、もしそれが「パートタイム勤務中」であったなら、そこに少しゆとりが生まれていたかもしれません・・・。

 

祖父母においては、子育てをしてきた経験からの落ち着きと、あくまでヘルプをする立場であるということが、孫の面倒を見ることへの気持ちの負担を軽くしていると言えるでしょう。孫育てを楽しまれているシニアの方も、共働き比率の促進と合わせて増えてきているそうです。

 

ただ、晩婚化が進めば孫の面倒を見る祖父母の年齢も相対的に高齢化が進み、気持ちはあっても体力が追いつかなかったり、気を張っている分、長ければ長いほど気疲れも大きくなってしまうこともありましょう。可愛い孫ではあっても、こうした複雑な心境もまた無視できないのも現実です。疲れ切ってしまわないタイミングでバトンタッチができることが、次回の『来て良し』につながる、『帰って良し』のタイミングなのだと思います。

 

平均出生率だけではなく、実際には出生人数、つまり子どもを産む女性の人数自体が減っていることも、人口維持という大きな枠組みの中で重要な課題とされています。そこから考えると、一人っ子世帯が子育て世帯の中心というわけではないことも分かります。それでも一人っ子の場合には両方のおじいちゃん、おばあちゃんも健在であれば、シックスポケットなどと少子化時代を反映した言葉で言われたもので、一人の子供に都合6人からのお金が集中する様子として、いかにも余裕がありそうに聞こえます。しかし実際は、なかなか上手くいかないのが現状と言えそうです。様々なメディアでの特集を見ると、孫と接する中で実際負担となるのは体力だけではなく、経済的援助の方もまた意外と大きいもののようです。

 

周りの頼れる人として、自分を育ててくれた親やパートナーの親は、健在であれば子育て世帯にとって大きな助けとなってくれる存在です。ただ、色々な意味で次の時にも『孫は来て良し』と思ってもらえるくらいのバランスで、『帰ってよし』の加減を調整することを大切にしたいものです。周りのみんなの力をあわせて子育てができるように、普段から話し合われてみてはいかがでしょうか。


事務室 伊東昌彦


ごあいさつ
日本橋茅場町にある産婦人科・女性内科のクリニックです。

HPに載せきれないいろいろな情報をブログにつづっていきたいと思います。